Googleマイビジネスの管理画面には、「インサイト」と言われる分析ツールがついています。
「インサイト」を見ると、どのくらいGoogleマイビジネスにアクセスがあったか、ビジネス検索に使用されたキーワードが何かなど、さまざまな情報を知ることができます。
ここでは、「インサイト」機能の見かたやどんなことがわかるのかについて説明していきます。
「インサイト」機能を理解し、MEO対策に役立てていきましょう。
Index
「インサイト」機能とは
インサイトはGoogleマイビジネスの分析ツールです。
オーナーのビジネスがウェブ上でどのように検索されたか、またそのページを見たユーザーがその後どのような行動をとったかを確認することができます。
インサイトを分析し、Googleマイビジネスの運用に役立てることで、Googleマイビジネスの効果を高めることができます。
インサイトはGoogleマイビジネスにログインすると左側に表示されるメニューの上から4つ目にあるサービスです。
代表的な指数とその見かた
ビジネスの検索に使用された検索語彙
オーナーのビジネスが検索されたワードと回数が、上から多い順に表示されています。
例えば弊社のGoogleマイビジネスが見られるときは、ユーザーが「H2」というワードで検索されたときが多いことがわかり、その検索数は2,092回であることがわかります。
※2021年1月現在表示場所が変更され、インサイトのページトップにある「新しいプロフィールのパフォーマンスを確認する」から見ることができます。
ユーザーがあなたのビジネスを検索した方法
この項目ではどのくらいの割合のユーザーがどのような方法であなたのビジネスページを検索したのかが円グラフで表示されています。
【直接】
「直接」とは直接検索の略で、緑で表示されている部分を示します。
直接検索とは屋号や会社名など、ビジネスの名前や住所で検索することです。
例えば「株式会社H2」や「H2」と検索することです。
【間接】
「間接」とは間接検索の略で、青で表示されている部分を示します。
間接検索とはお店の名前や住所以外の地域名、カテゴリーなどの間接的な情報で検索する方法です。
例えば「青山一丁目 ベンチャー企業」などで調べて弊社のGoogleマイビジネスを見つけた場合は、間接検索に当たります。
【ブランド名】
あなたのGoogleマイビジネスに関するブランド名で検索することです。
ユーザーがビジネスを見つけたGoogleサービス
この項目ではユーザーがあなたのビジネスを見たときに利用したGoogleサービスとその回数がわかります。
左上の青枠に囲まれた▼をクリックすると表示期間を1週間、1か月、四半期から選ぶことができます。
【検索での表示回数】
「検索での表示回数」では上記のようなGoogleの検索画面で検索したときにお店が表示されたときの回数がカウントされています。
【マップでの表示回数】
「マップでの表示回数」は、ユーザーがGoogleマップのアプリやWEB上のGoogleマップで検索したとき、またはナビを使用しているときなど、マップを見ているときにお店が表示されたときの回数がカウントされています。
ユーザーの反応
この項目ではユーザーがあなたのビジネスページを見た後にどのような行動をとったかを確認できます。
上記同様、左上の青枠のところで表示期間を変更することができます。
【ウェブサイトへのアクセス】
Googleマイビジネスのページからウェブサイトへアクセスしたユーザーの数と日にちがわかります。
ここのウェブサイトは、Googleマイビジネスの管理画面のメニューの「情報」から設定することができます。詳しくはGoogleマイビジネス「情報」機能でできることをご覧ください。
【ルートの検索】
Googleマイビジネスのページからルート検索をしたユーザーの数と日にちがわかります。
店舗の業種や各お店によっても異なりますが、だいたいユーザーが調べるときと、実際にお店に行くときにルート検索をすると考えられますので、ルート検索をした約半数が来店すると考えられます。
【電話をかける】
Googleマイビジネスのページから電話をかけたユーザーの数と日にちがわかります。
電話は詳細情報の確認や予約の電話がほとんどなので大方が来店に繋がります。
PCからは電話をかけることができません。
【メッセージの送信】
メッセージ機能を有効にしているビジネスのみ表示されます。
メッセージが送信された数と日にちがわかります。
ルートのリクエスト
この項目では、ユーザーがあなたのビジネスのルート検索をしたとき、どの地点から検索したのかを確認できます。
左側に回数が、右側のマップにはその回数が濃淡でわかりやすく表示されています。
同様に表示期間を1週間、1か月、四半期から選ぶことができます。
電話
ユーザーがGoogleマイビジネスのページから電話をかけた曜日や時間帯と頻度が確認できます。
下の図の青枠①で曜日と時間帯を選択することができます。
曜日では曜日ごとの、時間帯では時間帯ごとに電話がかかってくる傾向がわかります。
青枠②では表示期間を変更することができます。
この項目を分析することでユーザーからの通話数が多い曜日と時間帯の傾向を分析することができます。
ビジネスが認知されている要因
ここではあなたのGoogleマイビジネスがレストランやカフェの場合、あなたのビジネスについてのユーザーの意見が確認できます。
これはユーザーの経験に基づいているので主観的な評価になりますが、他のユーザーにとって貴重な情報となります。
混雑する時間帯
ここでは曜日ごとに混雑する時間帯と平均滞在時間を確認することができます。
下の▼から曜日を選択することができます。
これはGoogleロケーション履歴を有効にしているユーザーのデータを基に作られています。なので情報が十分に集まっていない場合は表示されないことがあります。
写真の閲覧
「写真の閲覧」では写真の表示回数をオーナーが投稿した写真、顧客が投稿した写真別に同業他社と比較した結果を確認することができます。
青枠で囲まれたところでオーナーが投稿した写真と顧客が投稿した写真の表示を選択できます。
図の特定の日にカーソルを合わせると一日ごとの閲覧数を確認できます。
同業他社は周辺地域に同業他社があり、十分にデータの集計ができている場合に表示されます。
写真の枚数
ここでは、Googleマイビジネスに投稿された写真の枚数を同業他社と比較して確認することができます。
写真はオーナーが投稿した写真とユーザーが投稿した写真が色別で表示されています。図にカーソルをもっていくと下の図のように詳細を知ることができます。
下の図の場合、オーナーが投稿した写真が49枚、顧客が投稿した写真が278枚であることがわかります。
上記の「写真の閲覧」同様、十分な情報が集まっていない場合は同業他社は表示されないことがあります。
まとめ
いかがでしたか?インサイトはGoogleマイビジネスの分析ツールです。
インサイト情報から、どのくらいのユーザーがマイビジネスにアクセスしたのか、検索キーワードは何か、ルートのリクエスト数や混雑する時間帯など、さまざまな情報を知ることができます。
同業他社と比べて、自身のマイビジネスの情報量は足りているのかといったことまでわかるので、MEO対策をする上でも非常に重要なツールです。
インサイトを定期的に確認して、上手くMEO対策に役立てていきましょう。
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