Googleマイビジネスとグルメサイトの特徴とは?相性や選び方について紹介

Googleマイビジネスとグルメサイトの特徴とは?

飲食店を運営していく中で、グルメサイトの登録を検討しているオーナー様も多いのではないでしょうか?

  • お店をオープンしたのはいいけど、集客を増やすために何に登録したらいいのかわからない
  • いろいろ試してきたけど、結局何が一番効果的なの?

と疑問に思っている方も多いと思います。
ここでは、Googleマイビジネスとグルメサイトの特徴やグルメサイトの選び方、さらにGoogleマイビジネスとそれぞれのグルメサイトとの相性について説明していきます。
始めるべき順序についても触れているので、ぜひこの記事を参考にグルメサイトの登録を考えてみてください。

グルメサイトの選び方

利用目的を考える

自身の飲食店が普段使いとして利用してほしいのか、宴会に特化させたいのか、クチコミを増やしていきたいのか、特別なシーンに利用してほしいのかなど、利用目的によって登録すべきグルメサイトも変わってきます。
まずは、自身のビジネスがどこを目指していきたいのかも含めて選定していきましょう。

自分のお店のジャンルやターゲットを考える

大衆居酒屋と高級フレンチとでは、ユーザーも探すサイトが違うので、効果的な掲載サイトももちろん変わってきます。
それと同時に、女性客がメインなのか、予約専門なのかによっても選定基準は変わってきます。

クーポンは用意するか、またはどのようなクーポンか

上記の内容と似てしまうが、女子会用のクーポンを打ち出すか、宴会クーポンか、記念日用かなど、打ち出すならクーポンの目的別にユーザーが利用しやすいサイトを選ぶといいでしょう。

無料で始められるか否か、掲載プランはどうなっているか

それぞれのグルメサイトによって、掲載プランが異なるのでチェックしてみましょう。
掲載プランを加味した上で、ターゲットごとに得意なグルメサイトを選出していくのが良いですよ。

グルメサイトのそれぞれの特徴

いち早くグルメサイトをスタートした老舗「ぐるなび」

https://www.gnavi.co.jp/

  • 登録店舗数 約16万件 ※有料店舗 約6万件
  • 利用者数 6500万人/月
  • 会員数 1,500万人
  • クーポン有
  • 掲載プラン 無料含めプラン3種類

ぐるなびは、2000年2月にサービスを開始した老舗のグルメサイトです。
飲食店の経営者から広告として出稿してもらい、飲食店情報をぐるなびサイトに掲載するという方式を採用しています。

ユーザー側にとってのぐるなびの現在の位置づけは、「ネット上の無料で使えるクーポンの掲載された飲食店情報誌」です。利用者は、30代が全体の27.9%、40代が27.4%と、30代・40代で全体の約6割を締めています。男女比では、男性が53.4%、女性が残りの46.6%と半々です。(2019年12月末時点)

掲載店舗数は最大級のクチコミサイト「食べログ」

https://tabelog.com/

  • 登録店舗数 約87万件 ※有料店舗 約2.6万件
  • 利用者数 1億4000万人/月
  • 会員数160万人
  • クーポン有
  • 掲載プラン 無料含めプラン4種類

食べログは、クチコミや店舗ごとの評価点数で有名なグルメサイトです。
普段使いのグルメサイトとしては最も有名で、広範囲で業態もカバーでき、とりあえず食べログをチェックするというユーザー数も多いです。
Web予約を利用された場合、ランチでは1人辺り100円、ディナーでは1人辺り200円の従量課金が発生します。

食べログのユーザー層は、男性が43%、女性が57%とやや女性が多くなっています。年齢構成は、30歳以上が80%以上と高めです。

また、世帯年収は700万円以上が30%程度と比較的裕福で、食に惜しみなく消費するユーザーが多い傾向にあります。

グルメのクーポンサイトの先駆け「ホットペッパーグルメ」

https://www.hotpepper.jp/

  • 登録店舗数 約9万件
  • ネット予約数 7,170万人/年
  • クーポン有
  • 掲載プラン 5種類

ホットペッパーは、クーポンが豊富で女性利用の多いグルメサイトです。
女性客をターゲットとした女子会プランのクーポンをよく打ち出していて、利用するユーザー数も非常に多いです。
店舗掲載以外にも、ホームページの作成などの業務サポートもあります。

信頼性のある実名でのクチコミ投稿を実現「Retty」

https://retty.me/

  • 登録店舗数 約80万件
  • 利用者数 3,000万人/月
  • クーポン有
  • 掲載プラン 3種類

Rettyは、実名でのクチコミ投稿で根拠のない誹謗中傷や宣伝のためのサクラクチコミが少ないため、非常に信ぴょう性の高いグルメサイトです。
SNSのようにタイムラインで投稿したものが次々に画面上に自動で表示されていくシステムになっています。

Rettyのユーザー層は、関東51%、関西24%と、都市部のユーザーが多いのが特徴です。年齢構成は25〜34歳がもっとも多く32%。次いで、35〜44歳まで24%となっています。(2020年2月1日時点)

日本中のホテル内レストランを掲載「一休.comレストラン」

https://restaurant.ikyu.com/

  • 掲載数 約8,000件
  • 会員数 850万人以上
  • 掲載プラン 固定費ゼロ&成果報酬型(要問合せ) ※掲載には審査アリ

一休.comレストランの最大の特徴は、日本一を誇るホテル内レストラン掲載数の多さにあります。
一休.comレストランに掲載するにあたり、ホテル内レストランであることやハイクラスなお店であることが求められています。
そのため、ユーザー単価も非常に高く、記念日や接待などの特別なシーンで利用する割合が非常に多いです。
席予約でもポイントをためることができ、他の一休サービス(ホテル予約など)と合算することもできるので、一休のヘビーユーザーに効果的です。

女性をターゲットにホテルやビューディサロンも掲載「OZmall」

https://www.ozmall.co.jp/restaurant/

  • 掲載数 約3,000件
  • 会員数 340万人以上
  • 掲載プラン 問い合わせ後の費用のお知らせアリ(平均単価5,000円以下は掲載不可) ※掲載には審査アリ

OZmallは、東京を中心とした首都圏の女性をターゲットにしたグルメサイトです。
グルメサイト以外にも、女性が気になるコンテンツをさまざまに発信していて、女性ユーザーが大半を占めています。
トレンドキーワードや行動のきっかけを作る「特集記事」や、お得で贅沢な「プレミアム予約サービス」など、女性たちが今したいことをコンセプトにしています。
実際にスタッフが現地に足を運び、体験した店しか掲載されない仕組みになっており、審査も厳しくなっています。

OZmallは、女性をターゲットにしたグルメサイトですのでユーザー層は女性が多く、75%が女性です。年齢構成は30〜34歳が21%、次に、25〜29歳までが20%となっています。平均年齢は34.8歳で、職業は会社員が多くなっています。(2019年12月時点)

世界最大級の旅行サイト「トリップアドバイザー」

https://www.tripadvisor.jp/Restaurants

  • 掲載数 約500万件(国内外含む)
  • 利用者数 約9,600万人/月(国内外含む)
  • 掲載プラン 無料含めプラン2種類

トリップアドバイザーは、世界最大級の旅行サイトであり、世界中のユーザーが異なる視点からクチコミを投稿しています。
ワールドワイドなため、他のグルメサイトとは情報の充実度が違い、グローバルな客層にアプローチすることができます。

有料プランで掲載すると、自分のお店の管理画面でさまざまなことをチェックできる他、自分のお店を見たユーザーが他にどんなお店を見ているかわかります。
さらに、競合店を5店舗まで設定して分析データを追うことができるので、集客を増やすための施策を練ることができます。

独自の取材で料理人にスポットをあてて掲載「ヒトサラ」

https://hitosara.com/

  • 掲載数 約15,000件
  • 利用者数 約2,000万人/月
  • 掲載プラン 3種類

ヒトサラは、株式会社USEN Mediaが運営するグルメサイトです。
「ヒト(料理人)」とその作品となる料理「サラ」をしっかりと独自の取材で載せているため、お店を余すことなく伝えることができます。
比較的高価格でもいいものを食べたい!といったユーザーに向けて効果的です。
また、ヒトサラは食べログと連帯もできます。

ユーザーが見るグルメサイトの満足度

主要3大グルメサイトであるホットペッパー、食べログ、ぐるなびの満足度を比較してみましょう。

満足度 総合評価

引用元:https://trend-research.jp/2020/02/28/2238/

普段使いされやすく、ポピュラーなグルメサイトを利用しているユーザーの予約のしやすさや、クーポンや全体的なサイトの見やすさ等も含めて満足度が高いのは上図の順位となっています。
グルメサイト選びの参考にしてみてください。

Googleマイビジネスの特徴

ここまではグルメサイトの特徴について説明してきましたが、Googleマイビジネスの特徴についても説明していきます。
飲食店を運営していく中で、集客を増やすにはGoogleマイビジネスの運用も必須となってきます。
Googleマイビジネスの特徴を知った上で、グルメサイトとの相性についても触れていきますので、Googleマイビジネスについて理解を深めていきましょう。

Google上のサービス

GoogleマイビジネスはGoogle上で、屋号・住所・電話番号・クチコミ・写真・クーポンなど多岐に渡って表示されます。

Googleマイビジネス最大の特徴のひとつが、Google検索やGoogleマップでの検索結果上にビジネス情報を表示させられる点です。
屋号での検索はもちろん、「地域名+業種・サービス名」といったローカル検索で、関連性が高いビジネスの情報が検索結果に表示されます。
これによって、潜在顧客に対してビジネスの存在をアピールすることができます。

「地域名+キーワード」のようなローカル検索は増加傾向にあり、特に地域密着型のビジネスではローカル検索対策の重要性が高まっています。

GoogleマイビジネスはGoogle検索で、現状どのサイトよりも基本的には一番上に表示される仕様になっています。
上述した「地域名+キーワード」で検索した76%の人が、表示されるGoogleマイビジネスを見ていると言われています。

グルメサイトとGoogleマイビジネスの相性は?

予約専用ダイヤルがあるサイトに関しては、Googleマイビジネスの電話番号を予約専用ダイヤルに設定しておくことができます。
Googleマイビジネス経由からの予約ユーザーもキャッチアップできます。

さらに、Googleマイビジネスに表示できるサイトをネット予約システムを入れているサイトにしておけば、Googleマイビジネス経由のユーザーもネット予約に促すことができます。

また、Googleマイビジネスには投稿機能があり、グルメサイトに掲載しているクーポンを投稿にも掲載することで、より集客効果を高めることもできるでしょう。

ぐるなびに関してはGoogleマイビジネスの予約と連動しているので、わざわざぐるなびにアクセスしてから予約を取るといった手間を省くことができます。
「席を予約」というボタンを付けることができるので、予約時に利用しやすく斡旋にもつながります。

予約 ぐるなびと連動

予約画面

 

基本的にどのグルメサイトでも、Googleマイビジネスと関連付けていれば相性はいいと言えます。
ぐるなびはGoogleマイビジネスと連動することもできるので、相性で言えば一番いいでしょう。
今後もGoogleマイビジネスと連動できるようになるグルメサイトも増えてくるので、状況に応じて見極めるといいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?さまざまなグルメサイトを紹介していきましたが、自身の飲食店のコンセプトや集客したいターゲットによって登録するグルメサイトを選定していきましょう。
Googleマイビジネスとグルメサイトをあわせて運用していくと、ユーザーのビジネスに対しての認識も上がりやすく来店意欲も高まります。
なぜなら、情報が多い方がユーザーにとって知りたい情報が手に入りやすいからです。
ターゲットに合わせたグルメサイトに登録していくことで、より集客効果を高めていくことができます。

ぜひ、この記事を参考にグルメサイトを選定し、Googleマイビジネスとあわせて運用してみてください。

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