MEOとは?読み方から意味まで、Googleの公式用語ではない理由も解説

MEOという言葉を、業者の営業や記事で見かけて調べにきた。そういう入口の人が多いはずです。読み方は「エムイーオー」です。

結論から書くと、MEOはGoogleマップで自分の店を上位に表示させるための取り組みを指します。実店舗を持つビジネスであれば、業種を問わず関係します。

この記事ではMEOという言葉の意味だけを説明します。具体的に何を設定するかは別の記事にまとめているので、言葉の意味が分かったらそちらへ進んでください。

この記事でわかること

  • MEOが何の略で、何を指す言葉なのか
  • MEOはGoogleが決めた正式な用語ではないこと
  • Googleビジネスプロフィールとの関係
  • SEOとの違い(要点のみ)

MEOとは何の略ですか

MEOとは、Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)の頭文字をとった言葉です。

MEOとは、ここでいうマップエンジン(Googleマップ)を対象にした最適化のことです。ユーザーが「渋谷 美容室」のように地域名と業種を組み合わせて検索したとき、自分の店を上位に表示させる。そのためにGoogleマップ上の店舗情報を整えていく取り組みが、MEOと呼ばれています。

MEOはどう読みますか

MEOは3文字をそのまま読んで「エムイーオー」です。「メオ」と読まれることもありますが、業界では前者が一般的です。

AIに選ばれるお店になっていますか?

MEOはGoogleの公式な用語ですか

ここは誤解されやすい点です。MEOという語は、Googleが定めた公式の用語ではありません

Googleビジネスプロフィールのヘルプを見ても、MEOという語は使われていません。Googleが説明しているのは「ローカル検索結果」であり、その順位が関連性・距離・知名度の3要素で決まるとしています(Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント)。

MEOは、この「ローカル検索結果で上位に出すための取り組み」に対して、日本のマーケティング業界が付けた呼び名です。英語圏では同じものをローカルSEO(Local SEO)と呼びます。MEOという言い方は一般的ではありません。

公式用語ではないため、業者によって指す範囲が少しずつ違うことがあります。営業を受けるときに「MEO対策」という言葉が何を含むのかを確認しておくと、認識のずれを避けられます。各社が何をどこまで対応しているかは【2026年8月版】MEO業者・代理店25社|マトリクスの図で料金と実績を公式情報から比較で比べられます。

Googleビジネスプロフィールとは何が違いますか

MEOを調べていると、必ずGoogleビジネスプロフィールという言葉が出てきます。この2つは別のものです。

2つの言葉の関係

  • Googleビジネスプロフィール:Googleが提供している、店舗情報を登録・管理するための無料の機能
  • MEO:そのプロフィールを整えて、Googleマップで上位表示を目指す取り組み

つまり、Googleビジネスプロフィールが道具で、MEOがその道具を使ってやることという関係です。プロフィールを登録しただけではMEOをやったことにはなりません。

Googleは、このプロフィールの情報をGoogle検索とGoogleマップの両方で表示すると説明しています(Google がビジネス プロフィールとローカル検索結果の情報を入手する方法と、それらの用途)。マップアプリだけの話ではありません。

SEOとMEOは何が違いますか

どちらも「検索で上位に出すための取り組み」という点は同じです。違うのは最適化する対象です。

対象の違い

  • SEO:自社のWebサイトを最適化し、通常の検索結果で上位を目指す
  • MEO:Googleビジネスプロフィールを最適化し、Googleマップやローカル検索結果で上位を目指す

実店舗を持つビジネスにとって、この違いは実務上の差になります。SEOはサイトを作り込む必要がありますが、MEOで整えるのはプロフィールの情報であり、サイトが無くても取り組めます

検索画面 MEO表示部分とSEO表示部分

同じ検索結果の中で、上がMEOの領域、下がSEOの領域にあたります。

費用や期間、どちらを優先すべきかといった比較はSEOとMEOの違いとは?実店舗が優先すべき集客施策を費用・効果・期間で徹底比較で詳しく扱っています。

なぜ実店舗にMEOが関係するのですか

「地域名+業種」で検索したとき、検索結果の上部に地図と店舗の一覧が表示される枠があります。これをローカルパックと呼びます。

「新宿 ラーメン屋」で検索したときにローカルパックが表示されるGoogle検索結果

「新宿 ラーメン屋」で検索した画面です。上部に3店舗と地図が並び、その下に「さらに表示」のボタンがあります。枠に載る店舗数は限られており、それ以降はボタンを押さないと表示されません

注目したいのは順番です。この枠の下に並んでいるのが、食べログなどの通常の検索結果です。つまりローカルパックは、SEOで1位のページより上に出ています。

店を探している人がスマートフォンで検索したとき、最初に目に入るのがこの枠になります。MEOが実店舗に関係するのは、この構造があるためです。

自分のビジネスは対象になりますか

Googleビジネスプロフィールは実際の拠点を前提とした機能です。そのため、ビジネスの形態によっては使えません。Googleはガイドラインで対象の範囲を示しています(Google に掲載するビジネス情報のガイドライン)。

登録できるかどうかの目安

  • 店舗を構えて顧客が来店する:登録できる
  • 自宅を拠点に出張・訪問でサービスを提供する:登録できるが、住所は非表示にする必要がある
  • 郵送先だけを借りている(バーチャルオフィス):利用できない
  • コワーキングスペース:常設の看板があり、営業時間中に顧客対応できるスタッフが常駐している場合を除き登録できない

配管や修理のように拠点は自宅でも顧客先へ出向く形態は、対象に含まれます。この場合はサービス提供地域を設定し、住所そのものは公開しません。

一方、実体のある拠点を持たずオンラインだけで完結する事業は対象外です。この場合はMEOではなく、SEOや他の集客手段を検討することになります。

対象になる場合、最初の作業はプロフィールの登録とオーナー確認です。手順はGoogleビジネスプロフィールのオーナー確認の手順と知っておくべき注意点で扱っています。

プロフィールは1つのビジネスに1つ

登録時に間違えやすい点がもう一つあります。Googleは1つのビジネスに対してプロフィールは1つとしています。

同じ店舗で複数のプロフィールを作ると、Googleマップと検索の両方で情報の表示に問題が生じるとされています。店舗が複数ある場合は拠点ごとに1つずつ作りますが、同じ拠点を重複して登録することはできません。

似ている言葉と何が違いますか

MEOを調べていると、似た言葉がいくつも出てきます。指すものはそれぞれ違うので整理しておきます。

よく混ざる言葉

  • ローカルSEO:MEOと同じものを指す。英語圏ではこちらが一般的
  • ローカルパック:検索結果の上部に出る、地図つきで店舗が並ぶ枠そのもの
  • Googleビジネスプロフィール(旧・Googleマイビジネス):2021年に名称が変わった。指すものは同じ
  • ナレッジパネル:店名で検索したときに右側(スマートフォンでは上部)に出る情報のまとまり

特に旧・Googleマイビジネスという呼び名は、名称が変わったあとも古い記事や業者の資料に残っています指すものは同じなので、別の機能だと考える必要はありません。

なぜMEOという言葉が使われるのですか

Googleが使っていない語が、なぜ日本の店舗集客の現場で定着したのか。理由はSEOという言葉が先にあったことにあります。

Web集客の文脈では、検索エンジン向けの最適化を指すSEOという語が長く使われてきました。そこにGoogleマップからの集客が広まり、マップ向けの取り組みを区別して呼ぶ必要が出てきます。SEOの「S(Search)」を「M(Map)」に置き換えたMEOという造語は、この対比がすぐ伝わるため広まりました。

ただし、実務の中身は「マップだけ」に閉じません。先に挙げた3要素のうち「知名度」について、Googleはプロフィールの情報だけでなくウェブサイトの数やクチコミの数にも基づくと説明しています。マップの中だけを触っていれば済む取り組み、と考えると実態からずれます。

誰が使う言葉か

MEOという語を主に使うのは、日本のマーケティング会社と、その提案を受ける店舗側です。海外のツールや資料を読むときは「ローカルSEO」で検索したほうが情報が見つかります。

そのため、業者から届く提案書に書かれた「MEO対策」が具体的に何を含むのかは、会社ごとに確認する必要があります。公式の定義が無い語なので、範囲を決めているのは各社です

自社で運用する場合に使える道具は【2026年8月版】MEOツール20選・メトリクスで比較|料金と機能を公式情報に基づいて比較検討にまとめています。

MEOでは具体的に何をしますか

言葉の意味が分かったところで、実際に何をするのかが次の疑問になります

大きく分けると内部と外部の2つです。Googleビジネスプロフィールの中で情報を整える作業と、プロフィールの外で店舗の情報をそろえる作業の2つです。前者にはカテゴリや営業時間の設定、写真の追加、クチコミへの返信が含まれます。後者は自社サイトやポータルサイトに載っている店舗情報を統一する作業です。

どの項目をどの順で設定するかは、管理画面の実際の操作画面つきで次の記事にまとめています。

MEOが指す範囲は変わりましたか

言葉そのものは変わっていませんが、指す範囲は広がってきました

登録できる情報が増えたことが理由の一つです。当初は店名や住所、営業時間といった基本情報が中心でしたが、その後に写真や投稿、商品、クチコミへの返信といった項目が加わりました。プロフィールで扱える範囲が広がった分、MEOという語が指す作業も増えています。

名称の変更も混乱のもとになっています。管理機能は2021年にGoogleビジネスプロフィール(旧・Googleマイビジネス)へ改称され、その後に専用アプリの提供も終了しました。現在はGoogle検索やGoogleマップから直接編集する形に変わっています。

アプリの操作を前提にした古い記事の手順は、そのままでは再現できません。

よくある質問

MEOの読み方は?
「エムイーオー」と読みます。Map Engine Optimization の頭文字をとった言葉です。
MEOとローカルSEOは違うものですか?
指しているものは同じです。英語圏では「ローカルSEO」と呼ぶのが一般的で、MEOは日本のマーケティング業界で使われている呼び名です。Googleが定めた公式の用語ではありません。
MEOにお金はかかりますか?
Googleビジネスプロフィールの登録も運用も無料です。費用が発生するのは、運用を外部に依頼する場合やツールを導入する場合に限られます。相場はMEOコンサルの費用相場と選び方|月額の内訳・ROI・失敗しないチェックポイント【2026年版】で扱っています。
Googleビジネスプロフィールに登録すればMEOをやったことになりますか?
登録は出発点であり、それだけでは上位表示につながりません。カテゴリや写真、クチコミ返信などの項目を整えていく作業がMEOにあたります。
ネットショップでもMEOはできますか?
実体のある店舗や事業所が無いと登録できないため、オンラインのみのビジネスは対象外です。ただし実店舗を併設していれば、その拠点で登録できます。

まとめ

MEOは「Map Engine Optimization」の略で、Googleマップで上位表示させるための取り組みを指します。読み方は「エムイーオー」です。

Googleが定めた公式の用語ではなく、英語圏では「ローカルSEO」と呼ばれています。整える対象はGoogleビジネスプロフィールで、これはGoogleが提供する無料の機能です。

実店舗を持つビジネスであれば、サイトが無くても取り組めます。言葉の意味を押さえたら、次は管理画面で何を設定するかに進んでください。

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